Home > Archives > 2008-10

2008-10

「自分」にこだわってますか?

  • 2008-10-29 (水)

本音を言えば、デザインだろうと何だろうと、仕事の種類は特に何でもよくて、それよりも、どういう自分として生きていくかのほうが、ずっと大切なことだと思う。たとえ仕事が減ったとしても、「自分」にこだわって生きていくか、仕事と割り切って、心の奥底にあるいろいろな「矛盾」から目をそらして生きていくか、あなたならどっちだろう。ただ、全部が全部、自分にこだわることが、そのまま、仕事がなくなることに繋がるわけではないはずだ。願わくば、自分が本当にいいと思えるデザインだけをしていきたいと思うのは、どのデザイナーでも同じはず。僕も、僕の思うデザインがしたい。そこに、絶対に揺るがない自信があるのならば、それも可能なんだと思う。ただ、揺るいでしまう位の自信しかないのなら、それは楽をしたいだけ、または現実逃避。少しずつでもいいから、僕は僕のデザインにこだわっていきたいと思う。そのほうが、きっと人生は楽しい。何をして生きていくかではなく、どう生きていくか。そのためのスタートを、僕は最近、ゆっくりと歩みだしました。

米eBayが象牙の販売を全面禁止。

  • 2008-10-24 (金)

grauer Riese
Creative Commons License photo credit: marfis75

ヤフーのニュースより。世界最大のネットオークション会社である「eBay」は昨日、象牙製品の販売を全面的に禁止すると発表したそうです。調べによると、絶滅危惧種の取引を監視した結果、生きた動物や野生動物関連の製品が扱われている事例がネット上だけで7000件以上確認されたらしく、さらに、アメリカのWebサイトで行われた取引のうち、実に73%がeBayで行われていたとのこと。ならば、今回のebayの決断は、遅すぎるけど支持していきたいと思うのです。
毛皮しかり、革製品しかり、象牙しかり、それがどのような過程を経て商品となっているのか、そのおぞまし過ぎる事実から目をそむけることさえ、いつの日か「罪」となるのかも知れないと感じます。なぜなら、全ては需要(ニーズ)があるから成り立つことだし、その需要を作り出しているのは、紛れもなく、僕ら人間なのですから。一度、自分の周りにある物を見渡してみてください。その中に、毛皮や革や象牙があったとしたら、それは間違いなく、あまりにも残酷な方法で殺された動物達の、亡骸なのです。

良いものは、良いのです。

  • 2008-10-22 (水)

僕は、ウェブをデザインしたりコンピューターを修理したり、かと思えば伝統工芸品を使ったオリジナル商品を作ったり、自然が大好きだったり、アーティストでもあり営業マンでもあり、デザイナーでもあり経営者でもある。悪くいえば「どっちつかずな奴」です。だからなのか、よく人に聞かれます。「アナログ作業とデジタル作業の、頭の切り替えはどのようにしているのですか?」と。う~ん、答えようがない。だって、頭を切り替えているつもりがないから。和雑貨を作るとき、コンピューターでモデルを作ったりするし、ウェブをデザインするときも、紙や模型を使って打ち合わせしたりする。マックも使うし、ウィンドウズも使う。中学から使っている英和辞典は今でも使うし、デジタル辞書も使う。本も結構読むし、テレビも見る。ipodで音楽を聞くし、ギターも弾く。もっと言えば、散歩好きだからよく歩くし、ドライブ好きだから車にも乗る。アナログだ、デジタルだと、2つに割ってしまうことはないと思う。それぞれのいい所を上手く利用していければいい。ちょっと話は違うけど、大手メーカーだから良い品とは限らないし、安心だとも限らない。上場企業だから潰れないとも言えないし、世界中の女性がブラッドピットに抱かれたいと思っているわけではない、ですよね(たぶん)。そういうつまらない先入観は捨ててしまって、最後はやっぱり、自分の目や感性で物を見る、選ぶ。それが大切だと思うのです。そういう人がもっと増えれば、もうちょっとマシな世の中になるんじゃないかなあ。まあそうは言っても、昔はそんな自分を、自分でも中途半端だなと感じていました。でも今では、一番幸せなポジションかも、と思うのです。

とにもかくにも、アナログだろうとデジタルだろうと、マックだろうとウィンドウズだろうと、フレンチだろうとたい焼きだろうと、良いものは良いのです。それぞれの良いところに触れて楽しめる、そんな自分を、これからも大切にしていきたいなと思います。

こうも違うと、ショックです。

  • 2008-10-20 (月)

ウェブサイトの制作も僕の仕事のひとつです。だからと言う訳ではなく、ウェブデザイナーでなくとも、アメリカ次期大統領候補のオバマ氏のウェブサイトと、我らが日本の首相である麻生太郎氏のウェブサイトの違いを目の当たりにすると、いろんな意味でかなりのショックを受けることでしょう。もちろん、ウェブサイトは本来、情報をわかりやすく伝えるためのツールですから、デザインに凝ればいいというわけではありません。ここでは、そういった初歩的な論議をしたいのではなく、見た目にも、そして肝心な情報のわかりやすさにおいても、圧倒的な差がそこにはあります。
日本は、世界的に見ても、デザイナーの宝庫な国のはず。その国のトップさえもが、ウェブサイトなんてこんなもんで十分、という姿勢では、やる気のないモノマネデザイナーが増えるわけです。アートやデザインの価値を、国レベルでしっかりと認めて、それをサポートしている国と、そうでない国。これからアートやデザインの道を志す若者が、どちらに夢を膨らませることができるか、わざわざ考えるまでもありません。

いつかは、木のように。

  • 2008-10-14 (火)

Yo68
Creative Commons License photo credit: joejiang.sg

木を見ると、いつも思う。
木は、その前に王様が立とうとも、農民が立とうとも、ライオンが立とうとも、たとえその相手が攻撃をしてこようとしていても、木はずっと木のまま、あいかわらず、木のままだ。うるさく騒がず、無口ではないが、余計なことは語らず、たんたんと、太陽の恵みを大地に運び、多くの命を育んでいる。

僕もいつか、そういうものになってみたいと、静かに願う。

環境に優しい企業ランキング

  • 2008-10-11 (土)


credit: Greenpeace International

greenz.jpの記事より。国際環境保護団体グリーンピースは、環境やさしい企業のランキングを発表した。ダントツの1位となったのは携帯電話会社の「NOKIA」。10点満点で7.0ポイントを獲得。NOKIAはインドで使用済み携帯電話の回収率を飛躍的に向上させ、これが大きな評価ポイントとなったとのこと。反対にダントツの最下位になったのは「任天堂」で0.8ポイント。任天堂は有害な化学物質を製造時に大量に使用しながら、廃棄される製品に対する取り組みをほとんどしていないということで、点数はほぼ0点。日本人としては、なんとも残念な結果。ここは素直に、NOKIAを賞賛しよう。消費者としては、今後モノを買うときに、こんな調査の結果も参考にしたいところだ。

毛皮を着るくらいなら裸でいい。

  • 2008-10-11 (土)

皆さんご存知の女優さん「杉本 彩」さんは、毛皮の製造工程を知ってから、2年前に毛皮を着るのを止めたとのこと。で今回、毛皮反対キャンペーンに参加して、ポスターのモデルとなりました。「多くの人に、残酷で恐ろしい目にあっている動物の現状を知ってもらいたい」と話す杉本さんの行動を、全力で応援したいと思います。皆さんもどうか。杉本姉さん、かっこいいっす!

信じられない&美しい写真達

  • 2008-10-09 (木)

信じられない&美しい写真25枚
個人的には、鏡に写った自分とチェスをする写真も好きです。

侘と云ふこと葉は

  • 2008-10-09 (木)

侘と云ふこと葉は 故人も色々に 歌にも詠じけれ共
ちかくは正直に慎み深く おごらぬさまを侘と云ふ
一年のうちにも 十月こそ侘なれ
(千利休)

奇跡のリンゴ

  • 2008-10-03 (金)

りんご農家・木村秋則さんの記録「奇跡のリンゴ」を読みました。おもしろかった。感動しました。木村さんが成し遂げたことの偉大さと、木村さんのキャラとのギャップに、完全に虜になってしまいます。「死ぬくらいなら、その前に1回はバカになってみたらいい」。バカになるってことの本当の意味を、僕は初めて実感しました。何年もの間、人に変人扱いされながらも、村八分にあいながらも、信念を貫いた。死を選んで入っていった山の中で見つけた希望の光。それから数年後、リンゴの木達は、畑一面に、一斉に花を咲かせた。長年の苦労が報われた、まさにその瞬間だった。この本を読みながら、僕も自分事のように喜び、そして泣いてしまった。

「ひとつのものに狂えば、いつか必ず答えに巡り合う。」 本当にそうだと思うが、それがどれほど難しいことかもよくわかる。僕は「器用貧乏」などという「汚名」を背負って生きてきた。何でも人並み以上にできるが、かといって1番にはなれない。飽き性とも重なって、そこまで貫くこともない。学生時代にやっていた陸上競技でも、全国4位までいった。3ヶ月くらいは、全国ランキング1位のときもあった。それでも、高校卒業と同時にやめてしまった。パソコンも、デザインのソフトも、全て独学で覚えた。だからといって、それで1番になれるわけもない。貫くことは、とても難しい。挫折もあれば、誘惑もあるだろう。自分を信じることができなくなることだってあるはずだ。器用貧乏な自分への反発から、「この道一筋何年」という職人達の世界にあこがれた。だからといって、職人になれるわけでもない。自分はいったい何がしたくて、どこへ行こうとしているのか、それがさっぱりとわからなくなる。

木村さんは、本当にすごい人だと思う。誰でもできることでは決してない。それでいて、ひとつも威張っていない。悟るという言葉があるが、木村さんのような人を、悟っていると呼ぶのかもしれない。僕がたどり着ける境地ではないかも知れないけれど、この本を読んで、何でも、どんなことでも、諦めちゃいけないことを思い知らされた。「自分が途中で諦めてしまったら、この先誰も、挑戦しなくなってしまう。だから絶対に、やり遂げないとだめなんだ。」そういう木村さんの姿は、とても眩しく映る。いつかは僕も、堂々と胸をはれる自分になりたいと思う。丸川商店というお店とブランドを立ち上げて、ようやくその光が見えはじめてきた。僕の命にも意味があるのなら、その先へ続く道を歩んでいると信じたい。いつかは辿り着ける場所があるならば、その日まで、凛と背筋を伸ばして、諦めずに、時にはバカになって、いつも笑顔でいようと思う。そう、まさにあの、木村さんの100万ドルの笑顔を手本にして。

「リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、自分独りで生きていると思っている。」

まだこの本を読んでいない方は、ぜひともお読みになってみてください。ただひとつ、本を読んで、感動して、木村さんに会いにいきたくなっても、安易に会いにいくことはご遠慮を。僕も、今は必死で会いにいきたい気持ちを抑えています。出来る限り、木村さんの仕事の邪魔はしたくないですからね。今頃はまた、リンゴの木と話をしながら、虫の顔をじろじろと観察して、そしてまた、ナニやらブツブツと独り言を言っていることでしょう。ほんと、かわいい人だなあ。

Home > Archives > 2008-10

Search
Feeds
Meta

Return to page top