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2009-10
つまらないデザイン
- 2009-10-30 (金)
若いデザイナーと話をしていると、とにかくずっと、メモってる人がいる。ミーティングや打ち合わせの席やライターさんならまだしも、僕のデザインに対する考え方みたいな、ほとんど雑談みたいな席でも、せっせせっせとメモを取る。どこかのビジネス本とかでは、それを推奨しているのだろうけど、僕の考え方はちょっと違う。僕ならば、会話中または話を聞いている最中は、メモをほとんど取らない。メモなんか取らなくたって、心に響いた言葉は忘れないもんだ。と言うと、「僕(または私)は記憶力が弱くて(笑)」って言う。つまりそれは、記憶力で物事を覚えるしかツールを持ち合わせていない、ということだ。記憶力など、僕だっていいほうじゃない。まして、記憶力の弱さを補うためにいくらメモったって、それを読み返してみても、結局あんまり覚えてないんだ。だって、記憶力が弱いんだから。だから僕は、心で覚える。正確な言い方をすると、心が覚えてくれるのを待つ、かな。どんなに有名なデザイナーさんの話でも、どんなに偉い立場の人の話でも、僕の心に響かない話なら、僕にとっては、そんなに大切な話ではないんじゃないかな。だからって、話を聞かないって意味じゃないよ。だって、メモを取らないんだから、誰よりも真剣に話を聞かないと、ほんとに何も覚えてなかったりするから。とにかく相手の目や表情、動作や口調やトーンなどに集中して目を配る。その空間の空気感を肌で感じる。その瞬間の自分の心がどういう反応を示すのかに期待する。その中で、生意気だけど、「どうか心に響く話をしてくれ」って思ってたりもするんだ。100個のうち1個でも心に響いたら満足。でも実際は、やっぱりあんまり、心に響く話をしてくれた人は少ない。デザイン業界ではかなり有名なデザイン会社の、これまた有名なデザイナーのワークショップに出掛けて、どんな話が聞けるのかとワクワクしていたら、もう最初の数分で違和感を感じ始めて、それでもちゃんと、最後まで聞いたうえで、びっくりするぐらいつまらなかった経験がある。でも周りは(周りもほとんどがデザイナー志望の若者だった)せっせせっせとメモを取っている。メモを取っていないのは僕くらいのもの。だからやたらと話をしている有名なデザイナーさんと目が合う。向こうにしてみたら、ガンを飛ばされているのかと思われたかも知れない。それにしても、ワークショップに出掛けて、目の前に憧れ(その人たちにしてみれば)の人がすぐ目の前で話しているのに、せっせせっせとメモを取って、それなら本やインタビュー記事を読めばいいんじゃないか?だってその人は、もう何冊も本を出されているんだし、デザイナー志望なのか、ライター志望なのか、よくわからない人たちであふれていた。それでも、メモを取らない代わりに、話が終わったあとに、ノートにまとめてみることは大切だと思う。その中で、自分の心に残っている言葉を書き写せばいい。中には、一言一句、本人が言った言葉と同じ言葉でないと意味がないという人もいるけど、僕にしてみれば、そんなのどうでもいいんじゃないかと思う。多少言葉のニュアンスは違っても、大事なのはいつだって「本質」だ。多少自分なりの言葉にデフォルメしたって、自分が感じた「本質」に違わなければそれでいいと思う。みんな、モノマネがしたいんじゃないだろうし、ましてや、その日の夜、自分のブログに書くための原稿でも書いているってわけでもないんだろ?とにかく「感じ」なきゃだめだ。ブルースリーじゃないけど「考える」前に「感じ」なきゃ。日本は、世界で一番デザイナー向けの学校が多くて、つまりは世界で一番、デザイナーが多い国なのかも知れないのに、なかなかいいデザイナーが生まれてこないのは、こうした「コピー(写し)主義」みたいなスタイルが普通になってしまっているからじゃないのだろうか。僕の考える「つまらないデザイン」とは、頭や技術やツールだけに頼ってつくられたデザインだ。「おもしろいデザイン」は、感じた心でしか作り出せないものだと思う。
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ある宇宙飛行士のことば
- 2009-10-30 (金)
最初の1日か2日は、みんなが自分の国を指した。
3日目、4日目、それぞれ自分の大陸を指した。
5日目には、私たちの念頭には、たった一つの地球しかなかった
スルタン・ビン・サルマン・アル・サウド(サウジアラビア)
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間取り
- 2009-10-30 (金)
僕も奥さんも「間取り」が大好き。予定もないのに不動産の情報サイトを見てまわって、この間取りは変だとか、これはいいねとか、まあ、あーでもないこーでもないと言ったりする。東京に出てきて13年。これまでに6回の引越しを経て、今に至る。100%の物件なんてありっこないけど、どうしても譲れない点や、なんとか「工夫」することが可能な物件を選んできた。間取りを何回も見て、ここにアレを置いて、ここはこう仕切って、ここはアレが代用できるよな、とか、そりゃもう、可能な限りの妄想、いやいや構想を経てきたから、これまでのどの物件も、そんなに困ったことはなかった。間取りを見ながら、あれやこれやと構想を練る時間は本当に楽しい。自分の中にある建築の知識や経験をフルに活用して心地よい暮らし方を目指す。だから僕らは、間取り図が好きというよりは、間取り図が、いろいろな構想遊びを満喫させてくれるから好きなんだなと思う。最初は賃貸から始まって、やがてはマイホーム、だろうか。もちろん、マイホームに関しての構想というかシュミレーションは何度も行ってきた。3Dで表示できるパソコンのソフトで何度も間取りを変更しながら実際の暮らしを想像する。しかも、本当に細かいところまで。あの出っ張りは、コーヒーを運びながらだと躓いてしまうかも知れないな、とか、この方角からの日差しは、○時頃にはこの辺まで届くはずだから、日に焼けやすいものは置かないほうがいいな、とか、日曜日の朝はゆっくり寝ていたいから、生活の音が寝ている人の邪魔にならない工夫が必要だな、とか、雨の日のこと、風の強い日のこと、楽しいときのこと、喧嘩してしまった時のこと、もう本当にいろいろと。そしてもちろん、専門的な勉強も怠らない。建具や水周りの設備、柱や骨組みの強度まで、可能な限りの妄想(もう妄想でいいや。)に精を出す。それでもやっぱり最後は、そこに居て、気持ちいいかどうかなんだろうけどね。
そんな僕のバイブル的な本を、今日はとりあえず2冊ご紹介。1冊目は「大工棟梁の知恵袋―住みよい家づくり秘訣集」。30年くらい前に出された本ですが、現代にこそ必要な知恵がまさにオンパレード状態。もう何度も読み返してます。水周りを西に作ってはいけない理由や、なぜ木造在来工法が良いのかなのがバッチリと理解できます。僕が自分の家を建てるときは、まず大工さんにこの本を読んでもらうことからはじめたい、とまで思うほど。本当にオススメの本です。2冊目は「納得の間取り 日本人の知恵袋―日本人らしい生活空間とは
」。日本古来の家づくりがいかに優れているのかを改めて実感させられます。せかっくの大きな買い物。それを流行だけで建ててしまってはあまりにももったいないし、おそらくは確実に、そう遠くはないうちに、住みにくい家になってしまうでしょう。家は、流行や価格だけで建ててはいけません。家は、そこに流れる「気」や「空気」が大事。それには、住みやすさが何より大事。それには、シンプルで機能的なデザインが不可欠です。
実際に家を建てられるのはいつかわかりませんが、東京では無理なら、喜んで田舎へ行くでしょう。生活スタイルを工夫してまでも、それほど、家は大事な空間なのです。僕の構想はほぼ大詰めを向かえていて、あとはとにかく「場所」だなあと。本当に心から落ち着ける場所、となると僕にはやっぱり、里山かなあ。う~ん、大変そうだ。でも、心から楽しみだ。
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電気電子廃棄物(E-waste)
- 2009-10-29 (木)
私たちイストグラフも会員としてわずかながらその活動を支援させていただいている「WWF」。その会報の中に気になる記事。表題の「電気電子廃棄物(E-waste)」。もしかすると、あまり聞きなれない言葉かも知れませんが、ようは、リサイクルというものの、もうひとつの側面に潜む問題のこと。日本では現在、地デジ化や携帯電話の多様化などで、家電の買い替え需要が高まっています。ということは、古い家電が廃棄されるということ。国内で適切に処理されるリサイクルはいいのですが、その数はわずか10~30%ほど。それ以外の廃棄家電は、海外へ「中古品(部品)」として、主に途上国に向けて輸出されています。もちろん、中には修理して再度使用する場合もありますが、問題になっているのは、廃棄家電を野焼きして、部品の中に含まれる銅や金などの物質を取り出す際にダイオキシンなどの有害物質が大量に発生し、ガンを引き起こしたり、環境を直接汚染させてしまったりしていること。この背景には、有害な廃棄物の処理に関しての規制が先進国では年々厳しくなり、その結果、規制がゆるく、処理コストの安い途上国へ大量に流入しているという事実があります。そこで、それらの国際取引を規制する、いわゆる「バーゼル条約」という取り決めが行われ、日本もこれに参加していますが、現在の日本の法律では、廃棄家電も中古品として輸出できるために、実際にはとても再使用などできるレベルでないものまで、堂々と中古品(部品)として輸出されます。特に今後は、地デジ化の影響で、ブラウン管テレビの廃棄が増えるだろうことは予測できますが、実際は、国内の処理能力以上の排出量となることは必至です。となれば、やはり「E-waste」の輸出が増えることになります。実際に「電子ゴミの終着駅」と呼ばれる中国広東省スワトウ市の貴嶼村などでは、大量のE-waste処理が行われていて、そこで生活している児童の、実に8割以上が「鉛中毒」にかかっているとのことです。
「不要なものはリサイクルに出せばいい。環境のためにいいことだ。」そんな声が増えてきたことは確かにいいこと。それでも、実際には10~30%しかリサイクルは行われていない現状を知らなければならない。E-wasteの問題は、遠い国のヒトゴトではない。そのE-wasteの多くを排出しているのは日本でもあるのだし、世界の各地で起こる環境汚染は、そのまま世界中に影響を広げてしまう。WWFの会報の記事の最後には、「安易にリサイクルに出すという風潮に流されるのではなく、できる限り、今ある物を大切に長く使うことを、一人でも多くの消費者が実行することが大切です。」とある。もっと言えば、長く使えるものを選んで購入することが大切で、その商品をもしも廃棄する場合、どれくらいの割合でリサイクルが可能な商品なのかを考えて購入することも大切だろうと思う。丸川商店でも、長く使えるもの、そして有害ではないものを基準としてモノづくりをしている。松阪もめんなどの天然素材の商品は、遠い昔から現代まで、まさにそれにかなう素材であり、商品だなあと、改めて思う。そして個人的には、「電子ゴミの終着駅」に暮らす動物達のことが気にかかる。
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J-WAVE
- 2009-10-27 (火)
今朝、「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」という別所哲也さんがMCをされているラジオ番組で、丸川商店の「しるべ」が紹介されていたと、仕事先の方から教えてもらいました。というのも、僕らは全く知らなかったわけで、この番組は時間がある時はよく聞いていた番組なのですが、最近は時間がなくて聞いておらず、もしもリアルタイムで聞いていた時に、突然、自分のお店の商品のことが紹介されたらと思うと、ちょっと興奮なのでございます。いやほんと、嬉しいっす、別所の兄貴!ありがとうございます!スタッフ一同、感謝感謝です!
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西野カナ
- 2009-10-27 (火)
え~、お恥ずかしながら初めて知りました、西野カナさんというアーティスト。彼女は僕と同じ、三重県松阪市のご出身だそうで、三重の観光大使でもあるとのこと。なんでも、女子高生の間で話題沸騰中だそうで、カウントダウンTVの2009年にブレイクすると思うアーティストランキングで2位に選ばれているとのことです。すごいなあ。もちろんお会いしたことはありませんが、いろいろなメディアで三重県のことを宣伝されているそうで、ともに松阪を盛り上げようと志すものとして、今後も応援させていただきます。がんばってね。
▼公式サイト
http://www.nishinokana.com/
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AssistOn × 丸川商店 2
- 2009-10-22 (木)
東京・原宿の「AssistOn(アシストオン)」さんのウェブサイトにて、丸川商店の「はし袋」と「あずま袋」の販売が始まりました。商品写真もきれいだし、商品説明もたっぷり。見ごたえのあるページなのでぜひともご覧ください。11月になれば、「日事記」や「しるべ」もウェブサイトにアップされる予定です。本気で楽しみ!
▼AssistOn はし袋のページ
http://www.assiston.co.jp/?item=1919
▼AssistOn あずま袋のページ
http://www.assiston.co.jp/index.php?item=1921
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カタログ通販
- 2009-10-22 (木)
世界文化社より発行されている家庭画報。その特集版である「快適生活具」という通販カタログの2009年冬号にて、丸川商店の「しじみ」のカタログ通販が始まりました。期間限定ではありますが、これまで出会えなかったお客様にも、丸川商店や松阪もめんを知っていただくいい機会かも知れません。
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