- 2010-02-18 (木) 0:24

機会があるごとに、デザインとアートは違うと話してきました。理由は様々ありますが、そのひとつに、アートは自分に、デザインは人に向けられている、と感じるからです。基本的にデザインは、それを依頼する誰かがいて、その依頼主のために、時間をかけ、頭をひねり、うんうんと考えて考えて。どうすれば依頼主の期待に応えられるか、いや、それ以上のものを目指そう、そうやって徹底的に相手を思いながらデザインします。なので、相手を思いやる気持ちが持てない人からは、決して良いデザインは生まれません。また、依頼主が居ない場合、つまりは自分発でプロダクトやサービスをデザインする場合でもそれは同じ。そのプロダクトを、そのサービスを使ってくれる「誰か」を思ってデザインしなければ、同様に、良いデザインは生まれてこない、と僕は思います。
使ってくれる人が笑顔になれるように、怪我をしたりしないように、疲れた心が癒されるように、そんな想いがいっぱい詰まったデザインは、きっと素敵なはずです。デザイナーの立場から見ても、使ってくれる人の笑顔を思い浮かべながらするデザインは、やっぱり楽しいものです。
そして、商品を購入する時はそれが何の商品だとしても、その商品を手にとって、デザイナーの想いも感じてみてください。その手触りも、その曲線も、まさに、あなたを想いながら一生懸命に考えた、その証なのですから。
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